甲子園を本籍地にしてもいい?

一般的に本籍地というと、出身地であるとか、現在住んでいる住所というイメージであるが、実は日本国内であれば、ほぼどこでもいいといった感じなのである。

本籍地とは、戸籍が保管されている市区町村のこと。明治4年に制定された日本で全国統一様式の戸籍法では、本籍地は実際の居住地で、現在でいう住民票のような役割も果たしていた。

ところが、引越しのままならない封建社会で、明治31年に新しく定められた戸籍法により、日本国内ならどこでもよいことに変更された。

現在の法律では、本籍地を決める際の条件などには、ほとんど制限はありません。 ただ、、地番の設定されていない場所や、どこの市町村に属するか決まっていない場所は認められない。

それ以外の日本国内の住所のある場所ならどこでもよいのである。その場所に、過去に住んでいたことがなくても、将来住む予定がなくても、他人がすでに本籍としていても、他人の住んでいる土地でも全く問題ないのである。

大好きな有名人の住所でも、甲子園でも、東京ドームでも、国会議事堂でも、皇居でもかまわないのである。

もしかしたら、あなたの全く知らない人が、あなたの住んでいる場所を本籍地にしているかも...。

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目次
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甲子園を本籍地にしてもいい?
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